ホーム » 教員紹介 » 四ッ谷 有喜

四ッ谷 有喜

民法Ⅱ、民法Ⅲ、民法Ⅳ、民法基礎演習Ⅱ、民法演習Ⅲ

プロフィール

1972年帯広市生。2001年北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。2000年新潟大学法学部助教授、同大大学院実務法学研究科准教授を経て、2012年北海学園大学大学院法務研究科教授。

写真:四ッ谷 有喜

■講義のねらい・特徴的な取り組み

民法Ⅱ及び民法Ⅴは未修1年次向けの科目です。民法Ⅱは「債権」(債権者が債務者に対して一定の行為(例;物の引渡し、金銭の支払い)を請求する権利)に共通するルールについて扱います。民法Ⅴは、契約以外の原因によって「債権」が発生する場合(具体的には事務管理・不当利得・不法行為)を扱います。
いずれも法律学を全く勉強したことがない学生にも理解しやすいよう、具体例を多く用いながら基礎知識をしっかりと習得してもらうことに力点を置いています。
また、関連する他の項目との関係についてもふれることで、対象とする分野のみならず民法学の基本的な考え方や具体的な事例における条文の適用関係についても理解できるよう意識しています。
いずれの科目も指定する基本書以外に、予習資料・授業レジュメ・復習用資料・確認テストなどを活用することで基本的な知識を確実に身につけられるよう配慮します。また双方向形式を採り入れることにより、法的な思考に基づいて議論するための基礎能力も身につけることができるよう意識しています。

民法演習は、未修2年次向け(既修1年次向け)の科目です。毎回具体的な事例を素材とした課題を学生に事前に配布し、予習段階で事例における民法上の問題点を学生自身が発見し、問題点に対する具体的な解決方法について授業の際に学生と教員との間で議論を行うという方式を採ります。
毎回配布する事例は、複数の問題点について検討する必要のあるものを用意し、学生の「問題発見能力」「問題点に対する法的解決方法を発見する能力」を養うことを意識しています。また、具体的事例に則した問題提起及び問題点に対する法的な解決方法について学生自身が文章によって表現することを課題として課すことで「問題提起から結論までを論理的な文章で組み立てる能力」を養うことも意識しています。

■本学で法曹を目指す学生へ

司法試験を巡る状況は過酷だと言われています。しかし、皆さんが目指すべきなのは「司法試験の合格」ではなく「善き法曹になること」のはずです。「法曹」は、多くの人の人生そのものに関わるような責任の重い仕事です。したがって「善き法曹」になるために学ぶべきことは多いはずです。学ぶための環境は用意されていますから、あとはどれだけ多くを学ぶかは皆さん次第です。「司法試験に何番で合格できるか」よりも将来法曹になった時に「どのような解決方法を提示し、どのような方法で法曹として社会に貢献できるか」ということの方が重要なはずです。司法試験は、あくまで通過点であるという気持ちで是非がんばって欲しいと思いますし、そのような目標を達成するためのお手伝いができるよう一教員として努力したいと思います。