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矢村 宏

刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱ、刑事法演習Ⅰ・Ⅱ

プロフィール

1947年埼玉県生。1971年東京大学法学部卒業後、司法修習生を経て、1974年4月裁判官に任命されて以後東京地方裁判所、札幌高等裁判所等の勤務を経て2012年10月東京高等裁判所判事を最後に退官、2013年北海学園大学法科大学院教授。
実務経験:裁判官約38年

写真:矢村 宏

■講義のねらい・特徴的な取り組み

(刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱ)
刑事訴訟(刑事裁判)について具体的イメージを持てるよう実務の運用を踏まえた授業を展開したい。判例のほか、私自身の実務経験を紹介し、訴訟法の条文が刑事手続きを進める根拠としていかに生き生きと運用されているかを示し、訴訟法は決して無味乾燥なものではないことを実感してもらうことを目標とする。
なお、手続法というものは、いわば手段、道具であるから、これを駆使して初めてその本来の目的を達するのであり、そのためにはこれに通暁していなければならない。刑事手続きについては、根拠となる条文が例外なく存在するから、少なくとも刑事訴訟法・同規則の各条文を面倒がらずに読み込み、確認する習慣を身につけてもらいたい。
教科書(基本書)、刑事訴訟法判例百選のほか、刑事第一審公判手続きの概要(法曹会)、ビデオ、レジュメ、基本問題を用いて個々の手続きを具体的に説明していきたい。
授業については、基本的事項及び骨組みを説明した後、なるべく学生の発言を求めながら進めるのが、学生自身の理解を深め知識を定着させるのに効率的であると考えている。その日の授業の範囲(シラバス)はあらかじめ教科書を読んでおくこと。
なお、演習問題を配布し、発表・議論の場を設定する予定である。

(刑事法演習Ⅰ)
刑法Ⅰ、刑法Ⅱの理解を前提に、主として刑法総論の重要かつ基本的な課題について、具体的問題を分析検討しながら、理解を深めていきたい。演習問題、重要判例を通して論点の設定、法的思考の展開の仕方、論述の方法論も議論したい。できれば、実際にレポートにして提出してもらい、各自の論述の習得を目指したい。

■本学で法曹を目指す学生へ

何事も基本が大切である。基本がしっかり身に付いていれば、あとはその応用で新しい問題点も簡単に解決可能である。法的正義の実現という法曹への初志を忘れずに、まずは基本をしっかり会得する心構えを持って欲しい。