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丸山 治

刑法Ⅰ・Ⅱ

プロフィール

1950年札幌生。北海道大学大学院法学研究科博士課程退学後、同助手、北海学園大学法学部専任講師、同助教授、1990年同教授、入試部長、法学部長を歴任し、2005年北海学園大学法科大学院教授。元同大学院法務研究科長。

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    刑法I
写真:丸山 治

■講義のねらい・特徴的な取り組み

刑法I・刑法IIは、未修者に対する刑法の講義であるから、基礎的な知識と理論を理解することを目的としている。ただし、実務との架橋を意識して、判例を中心に刑法理論がそれとどのような関わりをもち、具体的な事案解決にとって何が重要な事実なのかを意識させるように、講義内容を工夫している。予め配布される講義資料も、基本書を読むにあたって、何を考え、何を理解すべきかが分かるように配慮しているので、これを基に自学自習を進めることによって、各単元の終了時には、正誤問題などには解答できるようになり、各論点に関する論述も適切にできるようになっている。

いずれの科目についても、習熟度を自ら確認できるよう、適切な課題を与えているが、習熟度には個々人に差があるので、個々の学生に対応した添削を行い、詳細な解説をして軌道修正を促しながら完成させるようにしている。
なお、刑事法では、他の刑事法科目担当者との間で、授業内容の協議を行っており、カリキュラムの中で、一貫した刑事法教育が完成するようになっている。

■教員と学生が相互に切磋琢磨する環境

未修者から「講義を聴いて基本書に書いてあることがやっと理解できた。」、既修者から「今まで単に覚えていたことが授業で理解できるようになった。」と言われたことがある。うれしい話だ。修了者との雑談では、学生の側から授業の工夫に関するアイデアもいくつか頂戴して、授業の中に取り入れている。喫煙ルームでの雑談では、刑法の問題に関する議論が起こることもあり、そこで「こうなるだろう」と解説したところ、「授業で教えてほしかった」と言われた。こちらとしては、基本書に書いてあることだったり、教えていたつもりのことだったりしたが、受け手にうまく伝わっていなかったという反省として、次の授業から配慮するようにした。
こんな具合に、かしこまった質疑応答ではなく、本音が出る雑談の中から、教員と学生が相互に切磋琢磨する環境にあるのは、北海道はもちろん、全国的にも本学くらいだろうと思った。

■本学で法曹を目指す学生へ

目指す目標は、自己の研鑽の結果として自ら達成しなければならないもの。在学中はその目標に向かって全力投球する姿勢が必要。そうした決意の固い人には、少人数で個々人の特性に合った指導をする本学を選択してもらいたい。勉学環境として、自分の能力を存分に発揮できる法科大学院はどこかという観点から、進学先の選択をするべきだろう。
法曹養成についてはいろいろと雑音も多いが、既存の枠組みにとらわれることなく、新たな道を切り拓き、法的サービスを必要としながら受けられない(あるいは受けられても敷居の高さにあきらめる)市民の権利を守る意欲をもつ法曹に育ってほしい。