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2013年司法試験合格者 標準未修課程平成21年度修了|木下 雄高|「事実を収集・把握する力、適切に処理する力」を磨くには最適な場です

合格がわかった時の率直なお気持ちをお聞かせください。

自分が合格したとわかるまでに少し時間がかかったんですよね(苦笑)
というのも、受験番号を確認しても何かの間違いじゃないかと思ってしまって…。
姉から電話で「おめでとう!」と言われたんですが、それでもまだ信じられず…。
念のため、と本学事務局に電話したところ、合格者名簿が既に届いていて、そこに私の名前もあると言われ、ここまで20分ぐらい経って、やっと実感がわきました(笑)

今回、3回めの受験で合格することができたのですが、これまでとあまり感触も変わらなかったので喜びもひとしおでした。
親戚の皆様からはお祝いの言葉と喜びの言葉を沢山頂きました。

この後、司法修習を経て法曹の道へ進むと思いますが…

実は私、法曹の道には進まないことにしたのです。
司法試験は受験のチャンスが3回しかないことはご存知かと思いますが、3回めの司法試験受験者の多くは、その後の保険として試験から合格発表までの間に公務員試験を受けることが多いんです。
私も例外ではなく、同じように公務員試験を受験し、実は国税専門官に合格することができたんです。
非常に珍しいケースだとは思うのですが、そのような経緯もあり、司法試験の合否を問わず、私は国税専門官の道へ進むことを決めていたんです。

いつ頃から気持ちの変化があったんですか?

写真:木下 雄高

もともとは弁護士を志してこの法科大学院へ入学しました。

その頃はまだおぼろげにしか考えていなかったのですが、昨年になってお世話になっている弁護士の先生や卒業生の先輩などといろいろと話すうちに公務員試験に取り組むのもいいんじゃないかと考え始めていました。

もちろんその時点ではまだ決めていなかったのですが、受験できかつ合格可能性があると思った公務員試験が「裁判所事務官」「国家公務員一般職」「国税専門官」の3つだとしり、それぞれの仕事について調べた末、今年の夏ころには国税専門官になりたい、と思うようになっていました。

とは言え、司法試験受験にあたってはモチベーションが下がることはありませんでした。というのも、私は司法試験で問われている能力を「事実を収集して把握する能力、それを適切に処理する能力」だと考えており、これは法曹ではなかったとしても社会に出てから役に立つものと考えていたんです。
それを養うにあたって、最大に難しい難関といえるのが司法試験と思い、受験へのモチベーションをキープしたままいることができました。

なぜ本法科大学院を選んだのですか?

それまで東京の大学に通っていたのですが、正直なところ東京の生活に少し疲れたというのがありました。
北海道なら過ごしやすい環境の中で勉強できると思いましたし、なにより司法試験受験にあたって都心部に住む必要はないというのも大きかったです。

友人が別の大学院に通っているのですが、大学院の設備や事務局のケアと言う面では、ここが絶対的に優位であると確信しています。
24時間利用可能な施設や、個人デスクがしかも卒業後まで利用できるというのは他にはないと思います。

本学での学生生活はいかがでしたか?

自主ゼミなど他の同級生と一緒にやっていました。
個人的には「判例百選」という書籍を熟読したこと、過去問の難しさを身にしみて痛感して勉強の仕方を変えたことが、合格へ近づいた秘訣だと思っています。

中村教授の民法総合演習や小林教授の刑事法総合演習など、総合演習の授業が特に好きで、これらの授業が比較的レベルの高い議論ができるので、大変身になったと感じています。
実務家教員の授業は本当に面白いと思います。

これから本学、司法試験を目指す方へメッセージをお願いします。

本学は設備も充実していますし、事務員の方々のフォローも迅速かつ柔軟で、大変すばらしいと思います。また、最近では合格者の先輩が精力的に在校生のバックアップをされているなど、勉強する上では最高クラスに位置づけられていると思います。
ぜひ本学の良好な環境下で勉強されてみることをお勧めします。
司法試験を目指す方に対しては、とにかく自分自身の弱点を発見・修正する作業を怠らないで欲しいと思います。

2013年司法試験合格者 標準既修課程平成24年度修了|佐々木憲昭|実務家教員の思考プロセスに触れられる、充実した授業に満足できました

合格がわかった時の率直なお気持ちをお聞かせください。

まず驚きました。自分が受かっているとは考えてもいなかったので驚きました。
法務省のホームページで知ったのですが、あいにく家族はみな出かけており、宮城に住む甥っ子(1歳)にだけメールで連絡しておきました(笑)

新しくなった司法試験は初めての受験でしたが、旧司法試験時代には何度か受験していたのですが、今回合格できて嬉しく思います。

本学での学生生活はいかがでしたか?

ここでは楽しく遊ぶように勉強することができました。
それまでは自宅で自学自習という勉強スタイルだったのですが、ここでは試験対策にこだわらずに授業の予習復習をキチンとやっていました。

写真:佐々木憲昭

自宅での勉強と違うと感じた点は、プロがどのような思考プロセスで問題を解決に導くのか、それを身近に見ることができる点だと思います。
書籍にも問題解決に必要なことは書いてありますが、それが理解できない時、これまでは自分の素質の問題だと思っていました。しかし、本学で教授の思考プロセスを見ていると、それまで見えなかった自分の足りない点、これまで気がついていなかった点に気付かされた感じがしています。

どの教授も高い能力をお持ちで尊敬できるのですが、弁護士として実務を行っているのに研究者としての一面を持っている矢吹教授の授業はとてもためになったと思います。
矢吹教授は民事法全体を俯瞰してものごとを考えているというか、理論だけではなく実務家としての視点をもっている点が特に素晴らしいと感じました。

これが少人数制の良さを感じることができた部分だと思っています。教授の皆さんは「いつでも質問にきて」とおっしゃっていますが、それをあまり活用できなかった私としては、少しもったいなかったかなと感じています。

また、授業の質疑応答の中などで、実務家教員の思考プロセスに触れるに連れ、それが法律分野を横断して役に立つ考え方のベースになるものだと気がつくことがありました。
それを知る機会があったのもここでの生活で良かった点だと思っています。

受験に際し、なぜ本法科大学院を選んだのですか?

やはり少人数制であるというのは魅力的でした。
それだけ授業や予習復習などにも緊張感があるだろうと考えたんです。
途中でドロップアウトしていくようなことになり難いというか、そんな環境があるのだろうと思いました。
実務家教員を含めた多彩な教授陣についても私にとっては魅力の一つだったのですが、もっと単純に「勉強する環境をこれまでと変えてみよう」と思ったのが大きかったです。

実際に通ってみると当時思っていたのとは違う部分もあったのですが、よく考えられた授業カリキュラムだなと感じることもあり、そういった面では選んで良かったと思っています。

これから本学、司法試験を目指す方へメッセージをお願いします。

本学を含め選択肢で迷っている方へ。
この法科大学院は知名度こそ低いかもしれませんが、非常に優秀なところだと感じています。
過去の司法試験でも全国トップクラスで合格された方もいますが、そのような方たちですら本学での授業・勉強には苦労したと聞いています。

それぐらい本学教授陣は手を緩めようとはしません。
そういう意味では、優秀な方々に本学を選択肢に入れてほしいと思っています。

歯ごたえのある授業で満足できると思いますし、覚悟をもって入ってこられる方には、最高に活用できる場だと私は感じています。

2013年司法試験合格者 標準既修課程平成22年度修了|加畑裕一朗|「最後まで絶対にあきらめないで前に進み続ける」という気持ちで挑んで欲しい

合格がわかった時の率直な気持ちをお聞かせください。

ついに社会に正式に参画できる足がかりをつかむことができたという思いと、努力すれば必ず報われるという喜びを改めて実感しました。

受験に際し、なぜ本法科大学院を選んだのですか?

純粋に経済的事情によります。いつまでも東京に滞在することが難しかったこと、当時、初めて道内にも学習環境の整った大学があることを知り決心して帰札しました。

なぜ法曹を目指そうと思われたのですか?

写真:加畑裕一朗

我が国は、バランス面で世界に類のない経済的・福祉・民主主義国家に成長することができましたが、それは戦後約70年間にわたり法治国家の道を守り通してきたことに大きな要因があると思っています。その法体系を修得することが国家の本質・体制を理解することにつながると考えるとともに、法律の精緻な条文に秘められている条文成立当時の様々な事情や思いを読み取ることは大変興味深く思えたからです。

大学院での生活はいかがでしたか?

多くの先生方・広い年齢層の先輩方からたくさんの事柄を吸収し、大変充実して過ごすことができたという一言に尽きます。

これからの目標などを聞かせてください。

まだ一点に絞っているわけではありませんが、法律がどの人たちにとっても「より身近なもの」となっていくように自分に任務が与えられたならば、その道筋を通して微力ながら果たして行きたいという思いでいます。

これから本学、司法試験を目指す方へメッセージをお願いします。

司法試験は、数ある国家試験の中でも最高峰に位置するものと確信しています。受験者はそれにふさわしい誇りと覚悟と努力が求められると思います。つらいことがたくさんあると思いますが、「最後まで絶対にあきらめないで前に進み続ける」という気持ちを大きなよりどころにして頑張っていただきたいと願っています。