北海学園大学法科大学院のWEBサイトはこちら


ホーム > 弁護士インタビュー: たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29) 勤務地:旭川 2011年度新司法試験合格・標準既修課程2010年3月終了

法曹の道を選んだ理由はなんですか?

高校生の頃から漠然と弁護士に対する憧れがありました。権力や不正と対峙する独立性が強い職業だと思っており、単純にかっこいいなと思っていました。法学部に行きたいという思いもその頃からあり、学問として学んだ法律学を仕事としていきたいと考えていました。

ひとりで考えて、ひとりで責任を追っていく仕事にやりがいを感じています。会社勤めは性に合わないという性分だというのもあります(笑)。

答えがない仕事です。自分で条文や判例を調べて、最終的に自分の判断で、なんらかのご提案をさし上げて、納得していただける。このプロセスが大変おもしろいと感じています。

弁護士に相談される方というのは、かなり困ってらっしゃる方も多く、そういう人たちに対して「あなたは悪くないですよ」「なにも心配ないですよ」と一言いってあげるだけで、笑顔で帰られる方もおられます。そういう事もやりがいを感じる大きなポイントです。

まだまだ、正当な権利擁護を得られず、泣き寝入りをされている方も多いと思います。それは、地方に行けばいくほど多いのが現状です。弁護士に相談するという事の敷居が高いので、それを低くし、法律があって公平にみなさんが救われるという事をやっていきたいと考えています。

本大学院で良かった事はありますか?

少ない人数での授業なので、緊張感をもって授業に挑む事ができました。授業では必ず先生から当てられるので、予習・復習は徹底的にしていました。授業のない時でも先生に答案を見てもらえたり、相談に応じてくれたりと、先生との距離が近い事もありがたかったです。他の大学では、なかなかそうはいかないという話を聞きます。

大学院での勉強が今の基礎となっています。実務家もロースクール生も同じで、課題に直面したら条文に戻り、基本書やコンメンタールに当たり、判例や裁判例を調べ、最終的に自己の見解を導く。それを2年間みっちりできました。課題に対して、徹底的に調べて答えを出していくという、法科大学院でやっていた勉強が、実務でそのまま活かされてます。

また、調べる事が仕事なので、本を頼んだらすぐに図書館に入れてくれたりした事もありがたかったです。

司法試験で大変だった事はどんな事ですか?

日々の予習、復習を毎日遅くまで2年間繰り返していました。これは今、仕事としてやっている事と同じです。依頼者が来て、何か相談内容があって問題提起され、自分で調べて考えて答えを出すという事。学生時代からそれをずっとやっていました。

私は2回目の司法試験で合格する事ができましたが、1回目の試験の時は明らかに力不足でした。勉強の方向性や仕方も分かってなく試験に挑んでいたので、落ちたのは当然だったと思っています。

そこから同期や先生に勉強方法を聞いたり、答案を見てもらうという事を繰り返して、勉強方法が確立していきました。ロースクール時代はひとりで勉強をしていたので、人に見てもらう事を意識していなかったのです。ひとりよがりな解答になってしまい、的はずれな事を書いていたのですね。積極的にゼミを組んで、みんなで答案を書いて、みんなで指摘し合って修正していくという事をしていました。

答案というのはみんなが書くような事を書けばいいのです。答えはありませんが書き方の「型」はあります。

修習期間で大変だった事はどんな事ですか?

一番苦労したのは就職活動です。修習期間自体は、とても充実していました。

学校での勉強とは違い、生の事件、生の人間を見られる事がとても面白いと思いました。検察修習であれば、修習生が被疑者の取り調べもしますし、弁護士修習であれば修習先の弁護士について一緒に相談者の話を聞きますし、裁判修習であれば裁判で当事者の主張を直接聞きます。今まで記録上、あるいは試験の問題上でしかなかったものが、実際の生の人間の声を聞くことになるので、早く生の事件に関わりたかった気持ちもあり、充実していました。

修習期間に不安を感じるという声もあるようですが、まずは司法試験に受かる事が大事です。修習期間も、実際に仕事をしていくのも楽しく、やりがいのある事です。しかしそこにたどり着くには、最低限司法試験で必要とされる法律知識が前提となります。修習や実際の法曹としての不安・悩みは司法試験に合格してから悩めばいいのでは、と私は現役時代から考えておりました。

どの様な就職活動をしましたか?

司法試験の成績を見られたり、場合によっては大学院時代の成績を見られたり、就職活動の現場は大変でした。採用の決め手は、真面目にやっていた事だと思います。弁護士修習、裁判修習、検察修習。将来必ず活きてくるスキルだと思っていましたので、ひとつひとつを真面目にやっていました。

北見出身という事で、札幌での就職は第一には考えていませんでした。札幌の事務所訪問はほとんどしておらず、釧路弁護士会や旭川弁護士会に所属する弁護士事務所に訪問を重ねていました。札幌の修習生で、ここまで地方の弁護士事務所に訪問していくのは少なかったようですね。その中で、現在の事務所の所長とも知り合いました。

北見に近い所で働けたらという思いがあり、地方での仕事の掘り起こしという気持ちも込めて、先述のご縁もありこちらで働く事を決めました。

弁護士としてこれからどのように仕事をしていきたいとお考えですか?

私は勤務弁護士でなく、いわゆる、軒先弁護士「ノキ弁」なんです。ここの場所を借りてお仕事をしています。ですので、自分で仕事を取ってこなくてはいけないのです。最初は、仕事を獲ってくるのに苦労しました。このままではまずいとの思いから、旭川の豊岡という所で、月に1回無料法律相談というのをはじめました。また、「弁護士は敷居が高い」とのご批判をよく受けますので、それならば、敷居をこちらから飛び越えようとの考えからも始めました。

名前が知れ渡って来ないと、依頼をされる方にも不安があるのでしょう。怖いという印象や、怒られるんじゃないだろうかというのがあるのでしょうね。その中で、名前を聞いた事があるとか、誰かからの紹介であるという事は安心感に繋がるのだと考えます。そういう活動の中で「豊岡に浦澤という弁護士がいる」という話が広がり、ようやくお仕事のお話をいただいけるようになりました。

旭川裁判所管轄は広く、地方に行けばまだまだ弁護士は少ない現状です。私もいずれは旭川を出ようと思っています。もっと私が必要とされている場所に行きたいのです。旭川より弁護士が少なく、弁護士をより必要としている方々の悩みを法律を使って解決し、法による支配の実現を目指すこと、それが自分の道なんだろうなと思っています。今はまだ、こちらの事務所で修行をさせていただいているという状態です。新しい場所に行けばまた「誰だあいつは?」という事になるので、またいちからやりなおすのでしょうね。

最後にメッセージをお願いします

私は弁護士ですが、大変やりがいのある仕事である事は間違いないです。
司法試験の勉強は、実務においても無駄であるどころか、基礎の基礎です。何度も挫けそうになるでしょうが、最後の最後まで頑張ってほしいです。
司法試験に受かってからがスタートラインです。

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29)

次の質問へ

INTERVIEW
  • 千歳しらかば法律事務所 小西 友和(35) 勤務地:千歳
  • たいせつ法律事務所 弁護士 浦澤 佳弘(29) 勤務地:旭川
RECOMMEND
  • 北海学園大学法科大学院 公式サイト
  • 2008年~2013年までの新司法試験で累計29名の合格者輩出!
  • 2013年司法試験3名合格!合格者インタビュー

PAGE TOP