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Posted by : 事務局

秋山義昭先生を偲んで

 本法科大学院の秋山義昭先生が,病気療養中のところ,2011年1月10日に逝去された。1月13日には,小樽シオン教会にて葬儀式が行われ,先生を慕う多くの人々に見送られた。
 葬儀に先立つ11日,ご遺族の方への弔問とともに,先生にお別れの挨拶のため,ご自宅に伺った。以前,「書斎の眺めは格別」とご自慢されていたので,いつかおいしいお酒をもって拝見しに行きますとお話ししていたこともあり,奥様のご配慮で拝見させていただいた。ご自宅の角にある書斎は,前方と右側方が大きな硝子窓になっており,たしかに「眺めは格別」。仕事に使われている大きな机の正面には湾曲した海岸線とともに石狩湾が広がり,右手には四季の彩りも美しいであろう山々を臨む。書斎には,先生の姿を彷彿とさせるものがあった。
 秋山先生は,小樽商科大学の学長職を終えられた後,2008年4月,本学法科大学院に行政法担当教授としてご着任いただいた。「行政法のおもしろみを伝えたい」と仰っていたとおり,上級年次の学生も聴講するなど,学生の評価も高い。また,授業時間外においても,学生の要望に応えてオフィスアワーを積極的に活用されるなど,その熱意ある教育態度は,本法科大学院教育の柱として貴重な存在であるだけに,訃報は大きな衝撃であった。
 先生はスポーツマンでもある。大昔,商大と北大法学部の教員間で野球の対抗戦が行われていたことがある。当時大学院生であった私も借り出され,エース秋山と対戦した。内角をするどく抉るシュートにてこずったが,まぐれで外野の頭を越えた。本学でその思い出話をすると,「あのときはやられたなあ。しかし,テニスで対戦できなかったのは残念だね。」と笑っておられた。テニスというのは,商大と北海学園大学の教職員間で行っている対抗戦のことである。テニスでも名プレーヤの秋山先生は,ダブルスの最上位ペアの一つとして出場され,こちらは出場できても最下位ペアであるから,対戦する機会がない。近年は,ゴルフの腕もめきめきと上達していたという(本人談)。
 短い期間であったが,同僚として先生の人となりに触れる機会に恵まれたことは,望外の喜びである。法科大学院教育に対して「一緒にがんばろう」と仰ってくださった,あの笑顔を心に刻んで精進し,多くの法曹を輩出すべく,教員と学生が一体となって努力を重ねることが,ご恩に報いることになろう。法科大学院の全教職員・学生とともに,ご冥福を祈りたい。(丸山)

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